ファッションになくてはならないアイテムのひとつがデニム。
汎用性もあり愛好家も多いでしょう。
しかし、思ったより早く色が薄くなったり、すぐに風合いが変わってしまったことはないでしょうか?
筆者も、お気に入りのデニムがだんだん薄くなってきて、購入当初のコーデが出来なくなったことが多々あります。
ここでは、デニム用洗剤を使った方がいい理由を解説しています。
どうしてデニムは色落ちするのか?やおすすめのデニム用洗剤の比較を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
せっかくのお気に入りのデニムを長持ちさせるために、正しいメンテナンスを行いましょう。
- デニムの洗い方が知りたい!
- なぜデニム用洗剤が必要なの?
- おすすめの洗剤は?
デニム用洗剤を使う理由
おすすめ洗剤を紹介する前に、どうしてデニム用洗剤があるのかということでが、
デニムは色が落ちやすい
デニムはインディゴという染料で染められています。
インディゴはもともと色が落ちやすいんです。(なのになぜインディゴを使うかは後述しますね)
着ている時の摩擦でも色が落ちるくらいくらいです。
白いスニーカーに色が移ってしまった経験がある方もおられると思います。
洗濯するともなると全体的に色が落ちて、デニム全然がだんだん薄くなってしまいます。
一般の洗剤は洗浄力が強いので、色落ちが早まってしまいます。
そこで、洗浄力の弱いデニム用洗剤を使います。
色を長持ちさせる
デニムを育てるという意味ではインディゴの色落ちは魅力的ですが、
気に入った色を長持ちさせたいですよね。
そこで色を落ちにくくするために、洗浄力の弱い成分でできているデニム用洗剤を使います。
洗浄力が弱いというのは具体的には
- 漂白剤や蛍光増白剤が入っていない
- 界面活性剤が少い
という点でデニムに優しい洗剤として作られています。
どうしてデニムはインディゴで染められているの?
でもなぜ、色落ちしやすいインディゴを使って染めているの?
それを知るには、少し時代を遡らなければなりません。
もともとは色は付いていなかった
デニムは1848~1855年にアメリカ・カリフォルニアで起きたゴールドラッシュで
鉱山で働く採鉱夫用の作業着として生まれました。
リーバイス(Levi Strauss、1829~1902年)が開発したのは有名ですね。
作業服としての耐久性が求められたので丈夫なキャンバス生地を使っており、生地自体の色(生成り)のままで色は付いていませんでした。
蛇や虫除けの目的
ではなぜ色が付いたのか?
丈夫な作業着は手に入れましたが、鉱夫の悩みは他にもありました。
鉱山には蛇がたくさんいて、作業中に蛇に噛まれるということです。
リーバイスさんはその問題解決に向け、
天然のインディゴには昆虫や爬虫類に対して殺虫効果があるピレスロイドという成分が入っていることに目をつけ、
蛇や害虫から身を守れる天然インディゴで染めた作業着を開発しました。
この蛇や虫に噛まれない(防虫機能)、他には無い作業着が採鉱夫たちに大人気となり、
その上カッコいいと言うことで、
そこから世界に広く認知され現在まで「デニムはインディゴ」ということが定着しました。
※合成インディゴにはピレスロイド含まれないので現在のデニムにこの効能はありません。
インディゴ染めの魅力とメンテナンス
このような理由でデニムは色が落ちやすいインディゴを使って染めることになりました。
現在ではインディゴ特有の風合い変化が人々に愛されています。
- アタリ感やヒゲ
- 色の変化
- 風合いの変化
繊維への定着が悪いインディゴでないと、このような育てる楽しみ方はできません。
色が落ちやすいからこそ使い方やメンテナンスによっていろんな表情に変わっていくデニム。
その魅力にハマっていく人も多いと思います。
大好きなデニムを上手く育てるためには
洗濯の方法や洗剤の選び方はとても重要ということです。
実際に試したデニム用洗剤比較
では、や実際に洗剤を紹介していきます。
ちなみに一般的な中性洗剤アタックゼロの界面活性剤は56%です。
下の表でデニム用洗剤の界面活性剤の少なさ(洗浄力の優しさ)がわかりますね。
実際に試した洗剤の比較表
洗剤 | 界面活性剤 | 液性 | 容量 | 使用量 | 回数 | 1回当たり |
①フレディ レック | 11% | 中性 | 300ml | 30ml(水30Lで) | 10回分 | 約165円 |
②ジェイウォッシャー | 4.9% | 中性 | 300ml | 30ml(水30Lで) | 10回分 | 約165円 |
③ザ ランドレス デニム ウォッシュ | 33% | 弱アルカリ性 | 475ml | 15ml(水30Lで) | 31回分 | 約100円 |
①フレディ レック・ウォッシュサロン / デニムソークウォッシュ 特徴
- 程よい洗浄力と洗い上がりの香りがいい
- 少し柔軟成分が配合されている
- フレディ レックシリーズで見た目もおしゃれ
②ジェイウォッシャー 特徴
- 無香料だから匂いに悩まなくていい
- 界面活性剤が極めて少なくデニムに優しい
- すすぎが少なくてもいいからさらに色落ちしにくい
③THE LAUNDRESS/デニムウォッシュ特徴
- 界面活性剤多めで汚れをしっかり落とす
- 洗濯機洗いでもOK
- 香りがしっかりしていて好き嫌いがありそう
- コスパがいい
まとめ
デニムは優しく洗って育てましょう。
デニム用洗剤は色落ちしにくいように洗浄力を下げて調整しています。
- シリーズでまとめるならフレディ レック
- 香りが苦手な方はジェイウォッシャー
- コスパで言うならザ ランドレス デニム ウォッシュ
自分の好みに近いものからよかったらチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
記事の内容が少しでも参考になったと思ってもらえるようにこれからも頑張ります。
ではまた他の記事で!ありがとうごいました。
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